【小学1年生】勉強が苦手な子の特徴は?親はどう支援したらいい?を解説!

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10年間、小中学校の教員として1,000人以上の子どもたちの指導をしてきた歌原です。
今回は「勉強が苦手な小学一年生の子の特徴と支援策」についてお話しします。

この記事を読んでいるということは、
「小学校に入って勉強についていけない」
「勉強ができないみたいで心配。どうしたらいいんだろう」
と悩まれているのかもしれませんね。

今回は、「勉強が苦手な小学1年生が勉強できるようになるには?」について詳しく解説します。

勉強が苦手な小学1年生の特徴

小学校に入学し、学業面や得意な能力を大きく成長する姿を見たいと願う親御さんも多いですよね。
しかし、勉強や学習に苦手意識を持つお子さんがいることもめずらしくありません。
「あれ、勉強についていけてないかも」「勉強しようとすらしていないんだけど…」と不安に思うことがあるかもしれません。

では、勉強が苦手なお子さんの特徴はなんでしょう。
たとえば、下記のようなことです。

  • 集中力がない
  • やる気がない(勉強に取り組む時間が短い・後回しにする)
  • 整理整頓が苦手
  • テストの点数や通信簿の評価が低い

など
当てはまることはありましたか。
次にこれらの特徴の原因を紹介していきます。

小学1年生の勉強が苦手な原因

勉強が苦手な場合、次のどれかで困っている可能性があります。

  • 知識:そのことをするのに必要な知識がない
  • 技術:そのことをするのに必要な技術がない
  • 意欲:そのことをするのに必要な意欲がない

たとえば、『テスト勉強をしない』という悩みがある場合、

  • テストに必要な知識(テスト勉強の内容、勉強の方法)がない
  • テストに必要な技術(集中力、テスト勉強のために課題に取り組む)がない
  • テストに必要な意欲(テスト勉強をしても何も変わらないという経験を積んだ)がない

などの課題があるのかもしれません。

知識や技術は、環境を整えるだけで、改善することもあります。
そのため、環境設定について、支援策を紹介します。
後半では、意欲を育てる支援策についても紹介しますね。

環境を改善する支援策

環境を改善する支援策は3点です。

  • 物理的環境を改善する

勉強するときに、テレビや漫画など、集中を妨害する原因となるものをなくしましょう。
また、勉強するスペースには余計な物は置かず、整理整頓をしておくとスムーズに勉強に取り掛かることができます。

いきなり子どもにやらせるのはむずかしいので、最初は親御さんが整理整頓を一緒にしてみてください。徐々に、お子さんが自分でできるようにしていくことがおすすめです。

  • 時間的環境を改善する

「このページが終わったら今日の勉強は終わり」など、終わりを明確に確認できるようにしましょう。
また、30分〜1時間など、集中できる時間設定にし、適度に休憩を取ることも大切です。

  • ワークシステムを改善する

テスト勉強は何をするのか(問題集を解く、ノートにまとめるなど)を明確にします。
また、わからないときにどうすればいいのか(解説を読む、先生に質問するなど)を教えておくことで、途中でわからなくなった時にどうすれば良いかがわかり、解決する力をつけることに繋がります。

特に小学1年生は、自立を急ぐよりも、まずは一緒に手を動かして、学習のペースを一緒に作っていくことが重要なポイントです。
あまり焦らず、ゆっくり見守ってあげましょう。

意欲を育てる支援策

意欲を育てる支援策について紹介します。
大切なポイントは、『勉強をしたらいいことが起こる』という経験を積むことです。

では、『いいこと』とはなんでしょうか。
シンプルにいうと『本人が「褒められた」と思えること』です。

そのほかにも、

  • 注目する
  • 喜ぶ
  • 記録する(写真を撮るなど)
  • 一緒に楽しむ

といったことも効果があります。

褒めることのポイントは下記4点を押さえることです。

  • 即時性:勉強したすぐ後
  • 明示性:具体的に
  • 多様性:褒め方のバリエーションを多く
  • 間欠性:適切な間隔で(多すぎず、少なすぎず)

まずは、テストの点数自体ではなく、勉強したこと自体を褒めることがおすすめです。
その積み重ねが勉強への意欲を育て、勉強の結果や自立につながっていきます。

たとえば、5分でも机に向かい、勉強をし始めたら、それは大きな一歩です。
ぜひ「今日は5分も勉強できたね。がんばったね」と声をかけてあげてください。

勉強が苦手でも大丈夫!少しずつ前進していこう

小学1年生は、まずは勉強への意欲を育てていくことが大切です。
そのため、すぐに結果が出なくても、焦りすぎず、少しずつ勉強の環境を改善したり、ほめていくことが重要です。

もし、そういったことを積み重ねても「明らかに勉強が遅れている」「全く集中できない」などの悩みが尽きないようであれば、学校や専門家に相談して、適切な支援策を講じましょう。

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