アクセスありがとうございます!
10年間、小中学校の教員として1,000人以上の子どもたちの指導をしてきた歌原です。
今回は「発達障害の支援方法は?」についてお話しします。
この記事を読んでいるということは、お子さんを育てる中で、
「発達障害の診断を受けたけど一体どうすれば」
「支援といってもよくわからないし、うまく行かない」
と悩んだことがあるのかもしれません。
前回は、発達障害についての基本知識と、発達障害で悩んだ際の相談窓口について説明しました。
今回は、基本編として、発達障害のお子さまへの支援方法について紹介します。
発達障害は、早めに発見することでその子に合った支援ができるため、その子にとって生きやすい環境をつくっていくことができます。
ぜひ、お子さまに合った支援方法を見つけてくださいね。
発達障害とは
そもそも発達障害とはなんでしょう?
発達障害とは、脳の発達に関する障害です。
基本的には、コミュニケーションを取ることに苦手さを感じたり、社会的なスキル(人との関わりや他人の感情・表情を理解することなど)の偏りなどがあります。
その反面、興味があることへの集中力や記憶力の高さなど、能力が発揮されることもあります。
具体的な種類は、
- 自閉スペクトラム症(ASD)
特徴として、社会的なサインや表情を理解しにくかったり、コミュニケーションが苦手、といったことがあります。
- 学習障害(LD)
全般的な知的発達に遅れがないものの、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論することがむずかしい状態のことです。
- ADHD(注意欠如・多動性障害)
集中力が続かなかったり、落ち着いて座っていることがむずかしく、身体的に活発で落ち着かない傾向があります。
です。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、よければ参考にしてくださいね。
発達障害の支援方法
では、発達障害のお子さんへの支援方法について紹介しますね。
支援方法で主なものは「療育(発達支援)」です。
療育(発達支援)は、その子の状態や障害特性に合わせてプログラムを組みます。
基本的には、本人の力を引き出して少しずつできることを増やし、生活をしやすくしていくことを目的にしています。
早めにサポートをしていくことで、いじめや不登校などの二次的な問題を予防することにもつながるといわれています。
療育(発達支援)は、幼児(0〜6歳)のお子さまは、児童発達支援センターや児童発達相談所で受けることができます。
小学生以上のお子さまは、放課後等デイサービスが対象です。
ぜひ、自身の都道府県や市区町村とあわせて検索してみてください。
また、民間の幼児教室や学習塾もありますので、気になる方はこちらも検索してみるといいでしょう。
まなびかたlab.も、発達障害・学習障害のお子さま向けに、完全オンライン自宅学習サポートサービスを提供しています。
よければ、のぞいてみてくださいね。
まなびかたlabHP
発達障害の公的な支援
公的な支援として、
- 学校でのサポート
- 障害者手帳
があります。
学校でのサポート
学校でのサポートとしては、
- 合理的配慮
- 特別支援教育
があります。
合理的配慮とは、お子さまの障害の程度や特性に応じて、通常学級の中で可能な範囲で配慮を受けることです。
たとえば、個別の学習支援員をつけたり、聴覚過敏がある子に対して椅子や机の足に緩衝材をつけて雑音を減らす工夫をする、といったことがあります。
「合理的配慮だけではなかなか学習していくのはむずかしそう」という場合は、特別支援教育も検討してみるといいでしょう。
特別支援教育は、特別支援学級・通級指導教室・特別支援学校などがあり、その子の学習ペースにあわせて、教育プログラムを作ったり、特性に応じた支援をしていくことができます。
なかなか自身で決めることはむずかしいと思うので、就学前であれば保育園や幼稚園の先生に相談したり、自治体で就学相談を実施していることもあるため相談をしてみたりしましょう。
就学後は、担任の先生や特別支援の教育コーディネーターにも相談できますよ。
障害者手帳
診断結果によっては、障害者手帳を受け取れる可能性があります。
種類としては、
- 療育手帳(自治体によって呼び方が異なります。たとえば東京都では愛の手帳と呼ばれています)
- 精神障害者保険福祉手帳
です。
療育手帳は、知的障害がある場合に交付される手帳です。
精神障害者保険福祉手帳は、一定の精神障害がある場合に交付されます。
等級が1〜3級まであり、精神疾患の状態と能力障害の状態の両面から総合的に判断されます。
「障害者手帳を持つべきか悩むなあ」という親御さんも多いですよね。
心理的に躊躇するというお声も聞くことがありますが、障害者手帳の取得は義務ではなく、一度取得しても返納することもできます。
つまり、いつ持っても、いつ手放ししても大丈夫です。
そのため、まずは検討を始めてみるといいでしょう。
障害者手帳を持つメリットは、下記のようなサービスを受けられることです。
- 保育に関わる配慮(入園基準や保育料)
- 税金の優遇措置
- 公共料金や電話料金の割引
- 医療費の助成
- 公共交通機関や公共施設などの無料化や割引
など
くわしくは、お住まいの市町村の担当窓口にお問合せくださいね。
ブレインジムについて
基本的な支援方法や公的サービスについて紹介しました。
療育(発達支援)の中で、学習支援を行っていく際に大切になってくるのが『学習の土台』です。
学習の土台である『学習しやすい脳・心・身体づくり』を作っていく働きかけをするのがブレインジム®︎です。
簡単に始められる学習支援のため、少し紹介させてください。
ブレインジム®︎は、簡単なエクササイズを通して脳を活性化し、脳・心・身体のつながりを取り戻すことで『全脳学習』の状態をつくるプログラムです。
「初めて聞いた!」という方も多いかもしれませんね。
今では世界80ヵ国以上で使われており、発祥国であるアメリカでは、『成功を遂げた学習改革』プログラムの1つに選出されています。
ブレインジムが役立つことは下記です。
- コミュニケーション能力・認知機能
- 見ること、聞くこと、書くことの向上
- 理解力・やる気・集中力の向上
- 姿勢の安定・身体の使い方の向上
- ストレスの緩和・感情のバランス
- 記憶力・計画性・主体性の向上
- トラウマの解消
など
ブレインジムはいつでもどこでもできる簡単なエクササイズのため、気軽に実践できます。
まずはこのような学習支援から始めてみるのもいいでしょう。
お子さまに合ったサポートが大切!
発達障害の支援方法について紹介しました。
発達障害の症状はお子さまによってさまざまです。
そして、発達障害の困難さは、環境次第で個性にも障害にもなります。
どんな環境がその子が力を発揮しやすいのか、どんな環境だとうまく力を発揮しにくいのかを探りながら、適切な支援をしていくことが大切です。
まなびかたlab.は、子どもから大人まで多世代の発達をサポートいたします。
茨城県つくば市&オンラインで対応しております。
具体的な提供サービスはこちらの4つです。
- 発達障害・学習障害対応のプロによる相談・カウンセリング・コーチング
- 発達相談
- 心理カウンセリング
- 本音の根っこ®︎発掘コーチングセッション
- 発達支援・認知トレーニング
- ブレインジム®︎セッション
- 教材選定・認知トレーニング
- 考え方や感じ方を知る検査・分析
- 知能検査(WISC-5:<対象>5歳~16歳 WAIS-Ⅳ:<対象>16歳〜成人)
- 手から内面を知る「発達手相」セッション
- 各種コンサルテーション・講座
- 専門家向けコンサルテーション
- 発達手相学講座
気になる方は下記URLをご覧ください。